Atelier la Primavera

yumenotabi.jpg

シリーズ{ 夢の旅 }

作品1《 夢 》 2枚組陶板 25cm×35cm

【技法】 二枚の陶板を衝立風に立たせる事で
      開かれた本の立体感や遠近感を
      表現しています。



主役は 眠っている少女ではありません。
少女が見ている 夢 です。
これから体験する たくさんの 喜びや悲しみ を知らず
暖炉のそばで 寝息をたてています。 
誰もが夢見る 希望や憧れ・・・
もし心の中に眠っている 夢 があるのなら
そっとその 夢 に灯りを灯してみてください。
叶った 夢、叶わぬ 夢 夢を抱くきらきらした気持ち・・・
夢 の中に大切にしていたものはなんでしょう。
そう、本当に大切なものは
目には見えないところにあるようです。
ひとりひとりの心の中に眠っている 夢
そんな 夢の旅 へ出かけましょう。




yumetabi2.jpg

作品2 《 asul あなたの元へ 》
陶板 25cm×35cm

【技法】 空と海の透明感を表現するため、
      INGLAZE 焼成しています。


yokan.jpg

作品3 《 予感 》 陶板 28cm×28cm

ふと 何処からともなくやって来る予感
羽根を震わす見えない風
胸をよぎる未知な香り
まぶたの向こうに揺れる光
微笑の中にいる予感・・・
失ったものが姿を変えて再び戻ってくる予感・・・
それは、特別あなたに届く宇宙からのメッセージ
時には、そんな予感に自分を委ねてみては・・・




yumetabi3.jpg

作品4 《 verde あなたを乗せて 》
陶板 25cm×35cm

【技法】 大気を覆う霧を表現するために低温焼成し、
             表面をマットな仕上がりにしています。



yume 5.jpg

作品5 《 出会い 》  陶板 31.5cm×31.5cm

扉の向こうには何があるの!
期待通り? それとも予期せぬ何か
鍵穴からそっと覗いてあなたを見守り姿を消した
差し込まれたままの鍵
鍵を握るのは誰?
誰でもない
鍵を握るのはあなた
そう、それは創造の扉
・・・出会いはいつでもあなたを待っている




作品6 《 el viento de lavendula 風 》 陶板 63cmx31.5cm


繰り返される 出会いと別れ
その狭間を
新たに生まれた風が 吹き抜けてゆきます

私はどんな風をも受け
その自由な風に 吹かれるでしょう
風が私を包み優しく囁く 本当の意味を
風が私の頬を冷たく叩く その理由を

風が運んでくるたくさんの想いと一緒に
ただ 風 に吹かれ
あるがままの 私 でいたいのです


wind-2016-3.jpg* 展示の際は、立体感を出す為、両サイドの陶板に角度をつけております。

☆「JPAC(Japan Porcelain Artists' Club)国際エキシビション2016」
   テーマ “風” コンペティション部門にて 銀賞 を頂きました。

シリーズ ♪{ 組曲 }
ある楽曲のイメージとリンクさせて制作していくシリーズをスタート致しました。
組曲の始まりは、Allmande(アルマンド)から。
この後
Courante(クーラント)
,Saravande(サラバンド)
Menuet(メヌエット)
Gigue(ジーク)・・・と
(古典)組曲の形式で展開してゆく予定です。
楽曲は Youtube と リンク させております。
 私の個人的なイメージですが、音楽と共ににご鑑賞下さったら嬉しいです♪



組曲 Allmande (アルマンド)

楽曲: ガブリエル フォーレGabriel Fore (1845-1924 France)
「パヴァーヌ Pavane」に寄せて


母なる宇宙という胎内に抱かれて

銀河が瞬く コバルトの夜空に

やがて日の光を携えて 夜明けの時が訪れます

地平線の彼方から雲を携え

 風が そよいできます

穏やかに 生まれたばかりのさざ波に乗って

制作エピソードをブログに載せております。
こちらも覗いて下さいませ♡
Atelier la Primavera創造の扉 河合りえ子のブログ

☆「JPAC (Japan Porcelain Artists' Club)国際エキシビション2016」
テーマ “風” コンペティション部門にて 銅賞 を頂きました。
(陶板2枚組 45cmx35cm)  



Paintersrelay1.jpg
(陶板30cmx30cm)

組曲 Courante (クーラント)

Leonardo da Vinci が死去した後の16世紀前半の作曲家
ル・ジュヌ Claude le Jeune (1528-1600 France)
楽曲: 古代風の韻律詩によるシャンソン集より
「春」に寄せて



自然界には輪郭線は存在しない
という言葉を残した Leonardo da Vinci (1452-1519) の絵画に
彼が “Sfumato” (煙のようなぼかし)と呼んだ 謎の技法 があります。
混合テンペラから油彩に移行する時代、この ”Sfumato” で見事 成功した傑作が
名画「モナリザ」と云われています。
その制作方法を、かなり無謀な試みですが(笑)
私なりの解釈で、ポーセリン上での制作に取り入れてみました。
画像は3回焼成後の状態
モデルは、2枚描かれた謎多き名画「岩窟の聖母」の
天使ガブリエル(ウリエル?)です。

dcdd1cc4.jpg
Leonardo da Vinci 「岩窟の聖母」(London National Gallery 所蔵)

絵画全体を観察してみますと
天使ガブリエルの眼差しは
幼子イエス・キリストに向けられているように見えますが
その幼子を Leonardo da Vinci は
本当に 幼子イエス・キリスト として描いているのかは
未だ謎となっているようです。

天使ガブリエルのあまりにも美しい憧憬の眼差しは
本当は何処に向けられているのか。
そして、何を暗示しているのでしょうか。

闇の中に佇み、そのどこか虚ろで悲しげな眼差しは
いつの日か、この大地に訪れる真実の春を待ち焦がれている
一筋の希望の光に向けられている眼差しであったのでは・・・
そんな想いを抱きながら、制作に臨みました。

DSCN8466.JPG
(頭部8cmほどの小さな陶板での試作)

キャンバスとなる陶板は、たくさんの種類のサンプルを取り寄せ
一枚一枚掛かっている釉薬の色や微妙な風合いを比べ
焼成した際の色の沈み具合や艶感(なるべくマットに焼き付くもの)を計算し選びました。
小さなサンプルに何度も描いては焼成を繰り返し試作品も描きました。
そんな長い工程を経てからのスタートでした。

実は、筆先の鉛白で を描き続ける作業はまだ続いております。
はたして完成はいつになる事やら・・・

*「JPAC国際エキシビション2016」ペインターズリレーにて
テーマ{” Sfumato”on Porcelain }
レクチャー&デモンストレーションをさせていただきました。



{ 華厳 kegon }Light Box ( 陶板2枚組 )

kegon-1.jpgkegon-1.jpg

  

花は無心にして蝶を招き
蝶は無心にして花を尋ねる
花開く時、蝶来たり
  蝶来たる時、花開く・・・


これは、良寛さんの詩歌の中でも私の大好きな言葉です。


向かって左側は、色即是色の色(しき)の世界。
その世界は、あらゆる命に満ち溢れています。

向かって右側は、空即是空の空(くう)の世界。
人の目には映らないもう一方の世界です。

全体を包む縦のボーダーは宇宙の波動。

浮遊する水色の分子は
無限のエネルギーを秘めたすべての生命の源です。

宇宙から生まれた響きあう色(しき)と空(くう)の世界は、
柔らかな光に包まれたひとつの華そのもの。

そんな色即是空の世界を、良寛さんの詩に乗せ表現してみました。


kegon-2.jpgkegon-2.jpg

華厳思想:
この世界の全体の姿は華の飾りのようであると説いています。
ひとつひとつの具体的な事物・事象の波動は
互いに関係し生かし合い、無限に重なり
美しく宇宙全体に響き合っているという中心思想。


この作品のエピソードは、昨年の秋の京都旅行から始まりました。
いくつものお寺を巡る中、
禅宗の華厳の庭と云われる石庭を眺めていると、
石の波紋が私の身体を伝い宇宙に包み込まれていくような、
そんな解放感を感じました。
まるで風になり、香りになり、光になって・・・
湧いてきたさまざまな心地よい感覚がありました。
良寛さんの詩歌の素朴な優しい花と蝶、
華厳の宇宙に抱かれた色即是空の世界、
すべてが一つの営みの基にあり、
自然のまま、在るがままである事の尊さを改めて思います。

*全体の構図は風神雷神図屏風(建仁寺)からヒントを得ました。

《磁器裏面から光を当て絵を浮き出す方法は、
現在特許出願をしております。》


風神雷神.jpg

    国宝 【風神雷神図屏風】 俵屋宗達作




{ルネ・ラリックに魅せられて} シリーズ

ルネ・ラリックは19世紀末から20世紀半ばにかけて、アール・ヌーヴォーのジュエリー制作者、アール・デコのガラス工芸家として頂点を極めた人として知られています。

・・・夢見るジュエリーから光溢れるガラスの空間へ、小さな手作りの世界から近代的な産業芸術へと広がりをみせたラリックの美の世界。 それは、一本の鉛筆を手に、かつて誰も目にしたことのない美の輝きを一筋に追い求めた、ひとりの芸術家のイマジネーションから紡ぎ出されたものでした。・・・(国立新美術館ルネ・ラリック展解説より)

眩いばかりに輝くガラス工芸作品にうっとりしながらも、実は私は彼自身のデザイン画を目にした瞬間、すっかりそのデザイン画の方に恋してしまいました。 そして心はラリックの時代にタイムスリップ・・・。 
茶紙のようなざらっとした肌合いの紙の上に、繊細な線や斬新な線、走り書きやインクの滲みがあるかと思えば、デザインに寄り添うような美しい文字の書き込みがあります。

握ったペンの先から色や線、想像を形にする時、心の中はどんな時を彷徨い、どんな人を想ったり、どんな景色を見ているのでしょう。
五感を巡るさまざまな感触、香り、聞こえてくる音楽、そして夢見心地と戸惑い・・・。

腕の中で温め育ててきたデザイン画が巣立ってゆくように、作品が完成した時の喜びは如何なるものでしょう。
また、同時に味わう空しさというものがもしあるとするならば、その原因は観衆の眼差しに注がれる作品の陰で、役目を終えパタリと閉じられるデザイン画との別れかも知れません。

完成された素晴らしい作品も、すべては一枚のデザイン画の想像の軌跡からスタートしてゆきます。
一次元の紙に上に馳せる想像の世界、ラリック自身がまだ見えない糸を手繰っていたであろうその瞬間を、美意識が形と成すまでの夢遊空間を、私も一緒に漂ってみようと思います。 

まずは、6つのデザイン画から、陶板の上にイメージを膨らませてみました。
これからも時折、ルネ・ラリックのデザイン画の世界に出掛けてみようと思います。

ルネ1.jpg

櫛(かんざし)

小さな櫛の小さな窓の中に、
水辺に映る月が揺れています。
鼈甲の琥珀色の向こうに
遠い昔の人の気配と懐かしさを感じ、
私の心に、ゆらゆらとさざ波が立ちます。

ルネ1-a.jpg

ルネ2.jpg

〈ティアラ〉ロカイユ風

ふわりと羽衣のような白い曲線、
清らかで柔らかなメロディが
流れてくるようです。

ルネ2-a.jpg

ルネ2-b.jpg

ルネ3.jpg

〈コサージュ・オーナメント〉

グロテスク文様の
不思議な気品でいっぱいです。

ルネ3-a.jpg

ルネ3-b.jpg

ルネ4.jpg

〈 扇子 〉の柄 

とても小さな細長い柄の部分に
様々な暗示を読むようです。
双頭の鷲、蝶、天使の放つ矢、
花束、荷を負う奴隷・・・

ルネ4-a.jpg

ルネ4-b.jpg

ルネ5.jpg

〈ピン〉アラベスクと孔雀の羽

孔雀の羽根には相手を見透かす目力のようなものがあって、このピンを身に着けていれば小心者の私の代わりに「No!」 と、はっきり伝えられるような気になります。

ルネ5-a.jpg

ルネ本1.jpg
参照したルネ・ラリックの本
ルネ本.jpg
装飾品になる前のデザイン画


ルネ6.jpg

〈コサージュ〉 燕の飛翔

不意に目の前をよぎり、遙かに遠のくシルエット。その勇ましさと潔さにはっと我に返り、大空を見上げている小さな自分に気付かされます。

ルネ6-a.jpg

ルネ6-b.jpg

{ Grace Gray } シリーズ

Grayという色が醸し出す
慎み深い静寂 
地道で揺るぎない
暗黙の温かさ

Grayという
その果てしなく空白で
充実の色の中から
さまざまな色が
見えてくる...生まれてくる..

* Free-hand で描く薔薇の Cup & Saucer のシリーズです。

rsviolet-1.jpg

Enchant Violet on Grace Gray
(small size)

rsviolet4-1.jpg

rsviolet1-1.jpg

rsviolet5-1.jpg

GG1-1.jpg

rsgreen-1.jpg

Forest Green on Grace Gray
(small size)

rsgreen3-1.jpg

rsgreen2-1.jpg

rsgreen1-1.jpg

rsgreen4-1.jpg

rsblue1-1.jpg

Salvia Blue on Grace Gray
(small size)

 

rsblue2-1.jpg

rsblue-1.jpg

rsbrown-1.jpg

Autumn Red-Brown
on Grace Gray
  (Small size)

rsbrown1-1.jpg

rsbrown2-1.jpg

rsbrown5-1.jpg

rsbrown6-1.jpg

rsbrown5-1.jpg

rsred-1.jpg

Royal Pink on Grace Gray
(Small size)

rsred2-1.jpg

rsred1-1.jpg

RSa-1.jpg

Salvia Blue on Grace Gray
(Big size)

RSa1-1.jpg

RSa2-1.jpg

RSa4-1.jpg

Forest Green on Grace Gray
(Big size)

RSa5-1.jpg

RSa6-1.jpg

RSa11-1.jpg

Royal Pink on Grace Gray
(Big size)

RSa8-1.jpg

RSa7-1.jpg

RSa9-1.jpg

RSa10-1.jpg

{ Grace Pale Green }
Cup & Saucer

Gg-1.jpg

rg2-1.jpg

Ra4-1.jpg

rg1-1.jpg

rg3-1.jpg

rg4-1.jpg

{Grace Cream Beige}
Cup & Saucer, Dish

RS1-1.jpg

RS3-1.jpg

RS4-1.jpg

RS2-1.jpg

RS3-1.jpg

RS4-1.jpg

{野ばら}
Bowl & Dishes

Nobara-1.jpg

Nobara1-1.jpg

Nobara6-1.jpg

Nobara5-1.jpg

Nobara2-1.jpg

Nobara4-1.jpg

Nobara14-1.jpg

Nobara11-1.jpg

Nobara8-1.jpg

Nobara13-1.jpg

Nobara12-1.jpg

MUSICA 天上の調べ }
作陶及び絵付け


music1.jpg

music6.psd

イタリア Basilica di S.Maria Sopra Minerva-Roma 内部に描かれたフレスコ画の、音楽を奏でる天使をアレンジしています。

【技法】 作陶し素焼きした陶板に施釉し上絵付けをしていますが、フレスコ画が剥がれた壁面の雰囲気を表現する為、あえて釉薬をかけない箇所を残しています。
            

music3.psd

music5.psd